いよいよ、コミヨン、「人」と「動詞」の創世の空間がはじまる/////////////////////////////////////////////////////////////
2025年3月。京都岡崎に根ざす築110年の町屋が、『Com-ion(コミオン)』として誕生。明治45年に建てられた、青山家の住宅跡地を活用されています。
Com-ionは、オールデイダイニング『HiTOHi』、カフェ&ショップ『ほとり』、セラミックスタジオ『時の端』、コワーキングスペース『Soil work』、4つの空間で構成されるパブリックストアです。
公式発表(note:こちらを参考に下記にまとめてみました)
Com-ionという名前は、「人」と「動詞」を包み込む場所、という意味で名付けられました。「Com(ともに)」と「 ion(〜をすること)」。「Companion(仲間)」「Communication(意思疎通)」「Combination(組み合わせ)」など、2つの間に言葉を入れることで、新たな意味が生み出され、集まる「人」たちの「動詞」によって、自由に意味が生み出される場所にしたいと、そんな思いから、『Com-ion』という肝心な部分に空白のある名前をつけられたそうです。
Com-ionの発起人は、レストラン『LURRA°』共同創業者の宮下拓己さん。Com-ionを構想し始めたきっかけは、コロナと子育てだそうです。2021年から構想をはじめられて現在共感されたスタッフと運営されています。
『HiTOHi』は「火」と「人」をテーマにした朝昼夜を通して食を楽しむスペース。予約がベターですが、その日空いていれば入ることもできます。ルーラとも異なるコンセプトですが、同じく魅力ある料理が楽しめます。公式サイトより予約サイトへリンクしています。
『ほとり』白川が目の前を流れるカフェ&ショップ。スタンディングのカウンターとベンチが一つあります。エクレアや時間限定のサンドイッチ、そして飲み物もオリジナルなものもあります。食のアイテムも多数あります。
『Soil work』、株式会社Stapleが運営するコワーキングスペース。自然と人がまざりあうスペース。カフェの二階にそのスペースがありますが、洗練された空間の中に、人が作ったぬくもりも感じます。『時の端』は生活に寄り添う清水焼ブランド『TOKINOHA』のもう一つの工房兼ショップ。職人と料理人が対話する中で生まれた、ミシュラン店も愛用しているテーラーメイドの作品も販売。そして実際制作中の職人さんの工房も併設しているのも注目すべきところですね。
また4つの空間同士をつなぐように、樹を囲む「Idobata」や白川を望む「Mizube」といった、子供も大人も自由に過ごせる屋外フリースペースも存在。まさに宮下さんの思い描いた空間が実現されています。
まずは、見学がてら、訪問されてご覧になられたらと思います!レストランは願わくばご予約是非。カフェはどなたでもご利用になれます。
あと宮下さんの中では「子育て」目線もやさしく、レストランでは複数のチャイルドチェアーがあってスタッフと宮下さんご自身が、子連れのお客様のサポートされてました。店内は明るく開放的なので、さらにお子様も滞在時、楽しめるのではないでしょうか。
それではブログでは見学会の模様をご案内いたします。
この日はすでに開業されてましたが、見学会を開催されました。京都市のメディアパートナーとして参加。伺ってみればその招待された方のなかにミシュランシェフ夫妻もおられたりして終始和やかな感じで行われました。
圧巻ですよね。琵琶湖疏水の白川のほとりなのです。岡崎にむかうときにここをとおりますが、確かに町家が何軒も建ってました。そのなかでもっとも商業価値がありそうな川沿いエリアですね。さらにミシュラン店のルーラも関係していると噂ではきいていたので、内覧会の案内が来たときは即答で参加させてもらおうと思いました(^o^)
ご覧の通り、複合の町家を活用されてますし、過度に華やかにせず、街の風景にとけこんでます。かすかな記憶ですが、ここには老朽化している町家がたしかにあったように思います。
ちなみにこれは別の場所にあるルーラ。宮下さんもプロデュースされているお店。ジェイカブさんのおいしい料理。そういう印象があります。宮下さんの会社が今回コミオンをたちあげられたのですので、ルーラとはつながりは当然ありますが、また別のコンセプトの空間と思った方がよいですね。どちらも魅力的な空間であることは言うまでもないです。
入り口は、先ほどの白川より東の路地入ったところですね。二つ橋がありますが、どちらからでもまわれます。車は目の前まで入れません。駐車場はルーラ前が一番近いですね。
右側がセラミックスタジオの「時の端」営業時間ならいつでもごらんいただけます。山科にお店がある名店でアイテムを見れば、ここのお皿みたことある!となります。主に飲食店でもつかわれていますが小売りもされますね。
ほとりとワーキングスペースはこの左の路地奥になりますがすべてがつながっています。建物だけで無く2つの庭があります。
「HITOHI」は最初ののれんの奥ですね。この日は多くのスタッフと宮下さんもおられました。
これがHITOHIのとなりの路地です。
こちらはMIZUBEと呼ばれている白川が望めるスペース。畑が一部にできるようです。
●時の端 の空間について
物語がはじまる
器との出会い
TOKI NO HA
以前から噂にきいていたお店が、こちらへ。しかも4つの空間の名前の中でも調和した名前で興味深いです。アンテナショップどころか窯もあれば、職人さんもおられるということで宮下さんのコンセプトにぴったりな空間となっています。
なんといってもこのリアル工房。この日も作品を作られていて、手をとめて見学者の質問に答えておられました。通常なかなか支店扱いだとこういうことはないのですが、より作品を知ってもらうためということもあるでしょうが、もしかしたら職人さんも人とのつながりで創作活動にいい方向性ができるのかもしれませんね。直に「人」とつながることによって職人さんもお客様も特別な時間になるのでしょう。
窯があるのですよ。ですので、この屋根の下ですべてが完成するというすごさ。是非みくださいね。※窯については常時公開されてないので、是非お問い合わせくださいね。
購入もできますし、サイトから取り寄せもできるようですね。是非ご参考に!
このパンフレットも素敵でかざりたくなるぐらいです。
それとこれTOKINOHAさんの包装紙ですが。。。。。
なんと文章が敷き詰められています(^o^)
こういうの、好きです♪
素敵なテーブルセッティングですね。是非ご家庭にも!!
セラミックスタジオ、たしかにそう呼ぶべき空間でした♪
●「Soil work」について
カフェの2階に広い空間があるのですが、有料で利用可能な貸しスペースになっているようです。東京の同名の会社が運営されていてその一つがコミオンだそうで、全国にも系列があるそうです。ドロップインの時間制とレンタルスペースは会員と非会員のふたつの料金があるそうです。詳しくはコミオンの公式サイトよりリンクされているのでご参考に。今回特別に内覧させていただきましたのでご紹介します。※この日はスペースに利用者がおられなかったので特別に撮影させていただきました。
カフェ横の階段をあがります。
築年数がかなりのものですが、それをものともせずの美しさ。丁寧にリノベーションされましたよね。
照明のひとつひとつがぬくもりあり、と土壁が和の美しさを強調しています。
私思うに、岡崎という特別な地域、宗教施設も多く、さらに美術館、シアターもありますね。打ち合わせ、仲間との会合、ワーキングと様々な用途に利用できそうです。至って木の香り。古さがダメージなる要素もないので集中力もたかまりますね。ぜひコミオンのワークスペースもご利用くださいね。
●「ほとり」について
ほとり
ほとりで水面を
眺める鳥のように
最後に紹介する「HITOHI」のもう一つの調理場の向こうにカフェがあります。
眺めいいですよ。スタンディングのカウンターと座れるベンチがあるテーブル席があります。
持ち帰りの商品もあります。
メニューは時間帯によって変わりますが、サンドイッチは開店時はないのでまたご確認くださいね。
カフェスペースにも古き良き町家の造形がしっかり残されています。
この日はクッキーとエクレアが提供されてました。
私は珈琲とエクレアをいただきました。
ピスタチオが効いてます!本格的!
ちなみにこれは広報の方が頼まれたサンドイッチ。おいしいはずです(^o^)
白川を眺めながら素敵なひとときを♪
●「HITOHI」について
hitohi
一日を通して
火が灯り続ける食卓
元フランス料理人の私としてもこのHITOHIは当初訪問前から気になっていました。というのも宮下さんの功績を考えると、間違いないものが生まれるということですから。ルーラ共同創業者がどのようなレストランを構成されるのか。。。。実は内覧会には食事は含まれてないのですが、思い切って一席飛び込んでみました(^^)/
土壁のほころびが、人がそだてた家であることを象徴するかのような。。。そういうことでしょうね。なにもかも刷新するのではなく、誠実に更新するということでしょう。
これなどは畳を敷けばまるっきり和室になりますが、テーブルと調和させるとオリエンタルな棚に変化する感覚。ものは使いようという言葉が聞こえてきそうです。やさしい光のなか、子連れ、小学生ぐらいのお子さんがやさしい笑顔で食事を楽しんでいるのです。
こちらにご家族づれですね。和やかな風景。間取り、そしてテーブル配置はみればみるほど興味深い。カウンター的なテーブルもあり一人でも難なく楽しめます。
そうそう、入り口にこの薪がおかれてました。
人と火、HITOHI
そうなんです。
「一日を通して火が灯り続ける食卓」ということ。
実はこの店のコアはここなんです。
ですから朝昼夜を物語的にテーマになっているわけです。
薪火であり、2つの窯が並んでいます。
ルーラのものともまた異なるのだそうです。
さらにオープンキッチンです。ルーラとおなじイメージで、当初はカウンターも考えられたのですが、切り離して、ここには席をつくらなかったそうです。そしてルーラからおなじみの料理人が少なくとも私が知っているだけで2名。そして滋賀の現在は休業されている名店ソウアから2名も参加。連合軍、精鋭部隊ですね。なるほど、パワー感じます♪
この日はほぼ満席でしたが、はやめに空いている席を確保していただきました。やはり予約されたほうが無難ですね。
メニューはアラカルト、そしてコースのようにアレンジしてもらうことも可能です。私は2皿とデザートをおまかせしました。飲み物と込みでだいたい6000円ぐらいです。メニューによってはおさえられたりします。
ちなみに朝食は2800円、子供は900円というメニューがあります。ありがたいですね。さらに夜は、13200円税込+サービス料10%となります。宮下さん、スタッフにも聞きましたが、昼と夜ではまた照明等の加減でかなりイメージがかわるそうです。楽しみですね♪ 昼は爽快な明るさ、なんとなく夜は河畔でモダンなディナーとなりそうです。
勤務中なのでノンアルを(^^♪
★季節のコンブチャ
緑茶のコンブチャをベースにセージとリンゴを
使用したもの。
爽やか、フルーティーが混在した風味でした。
カトラリーも洗練されています。コンセプト通りの造形。
★桜鯛を使った魚のタルタル
コールラヴィというお野菜をのせてます。
これははじめて食べますね。大根でもなく、不思議な食感。
刺身でも使える鮮度高い鯛をあっさり仕上げてます。
★ホタルイカのコンキリエ
チーズ、自家製シーズニング、春野菜を加えたもの。
確かにスタッフが言う「しみこんでます」がわかります。煮込みのような風味ですが、実はパスタはちょうどいい食感でおさまってます。この独特のフレイバーは聞けば奇抜ではあるけれど、実際食べてみるとおいしい。オリエンタルな味もしますが、実は一体感が半端ない。ルーラともことなるコンセプトは感じますがどちらの料理もおいしさに長けていることは間違いないです。
人がだれかわからない程度にうつさせてもらいましたが、ベビーカーもこうやって中まで入れます。さらにスタッフのサポートも大歓迎で、このあと宮下シェフ直々にチャイルドシートを組み立ててましたね。このあたりが最先端のレストランではあるけれども、ファミリーに優しいところも垣間見れます。
★イチゴのパブロバ
イチゴのシードとイチゴのパウダー、メレンゲでしょうね。
きわめてシンプルな味なのですが、構造は複雑。風味を上手く技術でおさめている印象。量的にも満足。
料理の印象はルーラの味付けというより、そこより結構別角度でわかりやすくしたメニューと。。。カジュアルなところはあるけれども実はしっかり風味を操っているという感じです。お子様でもいただけるわかりやすさ、それと「おいしい」を優先させているということでしょうね。気取らない町家ブラッスリー。ということでしょうか。まだ一度だけなのでもうすこし通わないといけませんが。。。サービスもしきりに「夜を是非」とおっしゃっていたのです。つまり夜も別の顔があるのでしょうね。楽しみ!
外があまりに明るいので逆光に(^o^) 宮下拓巳シェフとは実は初対面。そうルーラ立ち上げのメンバーです。その宮下さんが会社を設立、その中でこのコミオンがうまれたということですね。それと料理人にはルーラでも親しくしてもらった少なくとも2人おられて、さらに滋賀の現在閉店されている湖北のソウアのスタッフが2人入っておられます。
つまり連合軍ということでしょうね。単に大きなフロアだけにバイトさんを雇ったという感じではなく、総じて戦闘力は商業施設以上のものを感じました。つまり宮下さんのコンセプトを表現できるメンバーということでしょうね。あとお一人、いや二人。。。。店長クラスのスタッフがさらに3名ほどおられました。
建物ですが10年人が住んでない町屋をなんとか再生できないかを考えられて、所有者の気持ちを汲んで更地にすることなくすべてを補強して30年~50年耐えられるように再建されたということらしいです。左官さんの手仕事、かつての家族の足跡がわかるような傷や壁のほころびを逆に活用して、「人」の創作物として残していくということでした。
4つの空間はすべて共鳴し、相乗効果でこのエリアを創造するということでしょうね。
さらに、宮下シェフ、フランス校だったそうです。。ですので、岩間さんのことも知ってましたよ(^o^) とのこと。いやあうれしい。宮下さんにルーラでは出会えなかったので、本当にリアルに存在するのかと思ったのですが、いやほんと、初対面はミシュランシェフのマダムとばったり会ったあとに、出迎えてもらって・・・あんまり初対面とは思えなかったのが不思議でした。
長くなりましたレポ。お読みいただきありがとうございました。
「生きる人、生きる動詞を包む場所」なのです。
宮下さんの世界を是非皆さんも!
Com-ionを是非よろしくです!
中庭もこれからさらに活用されるそうです。この空間がまわりの風景に溶け込んでいるのもポイント。過度に奇抜にがなく、洗練された時間を共有できるスペースがコミオン。統制力ははるか末端まで響き渡るのでしょうね。広さは企業チェーン店クラスですが、実は独立した一つのグループがやっているのです。評価本もおそらく注目されるでしょうね。

なにかはじまる。この眺め。
大切なものを残すのは大切にされている人だからこそできる♪
そういう場所なのがコミオンなんでしょうね。
是非いってみてくださいね。
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