◎大本山建仁寺 京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
◎会期 2024年8月2日(金)~9月22日(日)
19時~21時半 (受付終了21時)
※夜間拝観休止日:8月14日(水), 23日(金), 31日(土), 9月6日(金), 7日(土), 14日(土), 17日(火), 18日(水)
◎料金 大人:2,200円 12歳以下:1,100円 6歳以下:無料
※当日窓口販売あり(現金不可・デジタル決済のみ)
●公式サイト「VIE presents」4タイトル
●概要
京都最古の禅寺、建仁寺の「夜間プレミアム拝観」。脳が「ととのう」ニューロミュージックを聴きながら回廊を歩行禅。日本有数の枯山水「大雄苑」に夏の涼を感じる大規模な雲海が出現、建仁寺を象徴する巨大な「双龍図」にプロジェクションアートなど。音と静寂、光と影を楽しむサウンドアートナイトイベントです。(VIE公式サイトより引用)
最古の禅寺、栄西禅師、日本茶繁栄の粗とも言われていますが、この建仁寺はその最も中心とする古刹で、日々私のタクシー観光でもお客様から要望があるぐらい人気のあるお寺ですね。ただこの格式ある寺院が現代のアート、サウンド技術とどう融合して人々を楽しませてくれるのか楽しみです。
今回も京都市の「メディアパートナー」としてご招待していただきました8/1の内覧会の模様を通して「サウンドアートナイト」をご紹介いたします。
禅寺特有の堂々たる伽藍。リハーサルでしょうか、サウンドが聞こえてきます。
双龍図の小泉淳作さんの特別展もなさっているので、これはダブルに楽しめますね。あの双龍図、観光ガイドとしてもアクセントある作品として注目していました。
夕方に入って、そして夜になるとまた趣がかわる玄関の作品のライティング。
いつもは風神雷神図の模写がありますが、こちらは小泉淳作さんの作品が展示されています。こちらは後ほどご紹介しますね。
●本坊中庭「○△□の庭」 音回廊 ニューロミュージック
動画じゃないのがほんと。。。。静止画の限界ですね。音に合わせて光が弧を描いて飛んでいくような印象。これがニューロミュージックのはじまりです。普通の音と異なるフィーリングがあります。連動していてさらに視覚以上に閃光が思考に刺さる感覚があります。
ここで感じたことはいつもの建仁寺さんとは違うということですね。そういえば昼間しか滞在したことがなかったので、かつて標準的なライトアップもされていたと思いますが、この「青」「ブルー」といいましょうか「蒼」「碧」もあるような色使いにもみえて、これだけ単色を絶妙にクロスさせているのがすごいです。
少しその本坊中庭「潮音庭」の風景を連続でご覧頂きます。
静止画ですとわかりにくいのですが、「ナイトウォーク」だけに歩くごとにこの青色のライトアップが絶妙にかわっていきます。単色なのにもみじと相まって斜陽の関係で深みが変化しますね。
これです。この下に三尊石がありますが、この大書院からみる風景がもっとも魅力あることは間違いないですが、側面、裏面も実は個々に個性があり、禅寺建仁寺さんのコンセプトがそのまま、視覚に飛び込んできます。
内覧会の様子もすこしご紹介いたしますが、このように大概内覧会は会見がありますが、向こうに座っているのが報道関係者、メディア、雑誌等ですね。私は幸運にもたまたま受付の近くにいましたのでインフルエンサー、観光大使として早々に入れました。
ところがこうなんです。満員御礼ですね。いかにこのイベントのコンセプトがこれまでとは異なるか。重要なアートディレクター、そしてニューロミュージックの説明、サウンドアートの紹介等詳しい説明がありました。先にお伝えしたとおり、他のイベントと異なるところがここかもしれませんね。
これは、方丈と法堂の渡り通路ですが、この回廊の灯はこのように単発でおかれているだけなのです。ところが画像でみてみると奥の灯まで統一感があるということです。偶然といいましょうか。いやそうでないと思います。計算された配置ですが、それがこのお寺の建物のしつらえとうまく調和しています。幻想的、といいましょうか。特別メインの場所とも異なりますが、こういう計算のもとに惜しみなく、抜かりなくやられているのがすごいですね。
スリッパを履くところですので、ぜひご確認ください。
今回は特別に撮影を許可いただいておりますが、当日はぜひスタッフや指示に従ってくださいませ。このように方丈内の各座敷もしっかり襖絵などが手に取るようにわかるライトアップがされています。これは昼にみるのとは全く異なりますね。
そして方丈前庭、メインでもある「大雄苑 蒼海」へ
実は縁側はほぼ照明が最小限度になっていますので、ピントがあいにくいのですが。。。(いいわけですが)
光線がこの霧の中を貫くということでしょうか。霧の雲海とニューロミュージックでとてつもなく想像の世界が広がります。雲海、といいましょうか。貫く光がなにか新旧のつながりを間近に見せるようなイメージ。。。禅寺の他力本願を象徴するかのように「想像してみましょう」と言っているような。。。
通常、枯山水のライトアップは大概、七色とか彩り良く、さらにプロジェクションマッピングをして華やかな印象がありますが、ここは極めて荘厳。建仁寺さんのイメージを風化させることなくちゃんとコンセプトにおさめている体が感じられます。座って見ていると、吸い込まれる。ことでしょうか。実は結構肌にふれるとひんやりするので、夏にはありがたい演出ですね。
おすすめはスリッパを履くところからの方丈への眺め。ここも撮影できます。この足下にニューロミュージックと光の制御をしている機材がありますが、これが結構テクノっぽくていいですね。私のインスタにその動画もあるのでぜひご覧くださいね。
●法堂 「脇田玲 龍雨図」
これは圧巻でした。音としてはここがもっとも一体感があって、ほかのエリアとも異なるイメージがあります。サラウンドと仏像の美しさ、そして両脇にある脇田玲さんのプロジェクションアート。他にも動画があるのですが、それはぜひ現地で体験してくださいね。
そして法堂の天井画はあえてライトアップは控えめにされていますが、これが結構燻し銀で、アートを優雅に龍がみているように見えます。その作品をかかれたのが。。。
小泉淳作さんなのです。先生の作品の展示場が玄関横にあります。
見事な双龍図で、狩野派とも異なる方向性の名作です。
小泉先生のグッズも豊富にありますので、ぜひご参考に。
玄関にも無料でみられるアートがあります♪これだけみても楽しみですね。
いかがでしたでしょうか?6歳未満が無料というありがたいサービスもあり、間違いなく子育て、子連れでも歓迎のイベントですね。建仁寺さんの寛大さも感じますし、本当に境内も広いのでたのしめました。最後に帰りに京阪の中で書いたメモ書きをご覧くださいませ!
●京都グルメタクシー イベント終了時の感想 (メモ書きより)
古刹と現代の最先端の技術で「見て聞いて、さらに脳で音と風景を感じる」崇高な夏の涼を楽しめるイベントです。特に思ったのは既存の映像技術のコンセプトより、極めてモダンでありブルー基調のライトアップはこれまでにないナイトイベントのオーラを感じます。禅の精神ともリンクするそれぞれのエリアの現象を体感していただきたいです。
さらに、現在併設されている「双龍の画家小泉淳作」展も法堂の天井画のルーツをたどることができます。京都の夜長は建仁寺「サウンドアートナイトウォーク」で楽しまれてはいかがでしょうか!
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建仁寺さん、なにより場所がいい!!祗園だし京阪から歩いて10分です!!