第49回 京の夏の旅
文化財特別公開
2024年7月12日(金)~9月30日(月)
10:00~16:30(16:00受付終了)
※一部異なります。
大人 800円/小学生 400円
京都の夏の風物詩、とも言うべき存在になった夏の旅シリーズ。今回も素敵な文化財特別公開がございます。blogで7月11日の内覧会の画像をご紹介いたします。
祇園祭の鉾を模した祇園閣、名建築家伊藤忠太設計、そして建物内の壁画、照明など見所たっぷりです。閣上の眺めも圧巻。ぜひ、京の夏の旅、お立ち寄りくださいね!★今回特別に許可をいただいている撮影エリアもあり、現地ではスタッフ、表示の指示に従ってください。
第49回「京の夏の旅」では、世界遺産登録30周年記念&京の名建築と夏の庭をテーマに、通常非公開の建築・庭園・絵画などの文化財が期間限定で特別公開されます!●八坂神社本殿 ★夏の旅22年ぶり●長楽館「御成の間」★夏の旅6年ぶり●大雲院 祇園閣 ★夏の旅6年ぶり●智積院 ★夏の旅初公開●仁和寺 御殿・庭園●上賀茂神社 本殿・権殿●下鴨神社 本殿・大炊殿●旧三井家下鴨別邸(母屋二階)◎おこしバス(定期観光バス)特別コース◎キャンペーンイベント◎イベントや体験プラン★詳しくは公式サイトまで!
今回は祗園閣を詳しくご紹介いたします。
●大雲院 祇園閣(京都観光オフィシャルサイトより)
→祇園祭の鉾を模した名建築 閣上からの絶景天正15年(1587)、織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された寺院。大倉財閥創始者・大倉喜八郎(おおくら きはちろう)の別邸の一部であった祇園閣は、建築家・伊東忠太(いとう ちゅうた)の設計による昭和初期の名建築として知られています(国登録有形文化財)。高さ36mの3階建て、祇園祭の鉾をモチーフにした外観で内部天井の十二支の装飾や階段部の鬼(魑魅魍魎(ちみもうりょう))を装飾した照明など、独特の意匠が施されています。閣上からは360度周囲の眺望を楽しむことができます。
かつて法人タクシー時代の勉強会では「非公開」寺院のひとつでしたね。ホテルオークラさんとのつながりや石川五右衛門の墓があると聞いてましたが、ここ近年少しつづ公開していただいていた印象で、私は今回2回目。そのぐらい貴重な古刹であることは間違いないです。
ねねの道の北の突き当たりという印象ですね。いまはまだ落ち着いてますが、紅葉、桜ではごったがえす場所でもあります。
この突き当たりが拝観口です。高台寺、八坂神社、円徳院、長楽寺、などが最寄りでかなり立地面はいいですね。それと今回夏の旅で同時公開の、長楽館、八坂神社、あと智積院も歩いて行けないことはない場所にあります。半日で3カ所はまわれますね。
境内も広く、建物内は撮影禁止場所もありますが、お庭は撮影可能です。
1973年に建造された本堂、本尊阿弥陀如来は寺町四条の旧本堂から移設安置されたもの。多くの寺宝がかざられていて美術的にも価値ある所蔵品が展示されています。
五百羅漢像をこういった形でみるのはめずらしいです。
特別に許可を得て撮影しております。
そして今回のメインでもある「祗園閣」。スタイリッシュで、かつ、威厳ある存在。祗園祭の鉾をイメージしているだけに京都に溶け込んでる印象もうけます。私も「南観音山」の曳き手を19年やっているのでこの大きな建物が不思議に安心感があります。
斜めにとるのがもっとも形がわかりやすいです。この日は雨が降ったりやんだりの日で、晴れると「京の夏の旅」のパンフレットの表紙のような爽快な風景がとれますね。
2体の狛犬といいましょうか。こちらの説明はきいてませんが、堂々としていてこの建物を守るのごとく鎮座されています。
石組で土台を築き、二層の楼をもち、さらに高さがなんと36メートルという巨大な建造物。ところが不思議にこの東山界隈に馴染んでいますね。
下層入口の正面の寵の中には阿弥陀如来が安置されていて、第三層の天井に「青銅製の十二支動物薄型彫刻」が取付けられ、中心からは「青銅製の燈籠」が吊るされ趣あるしつらえになっています。そしてさらに、第一層から第二層には壁面には「敦煌の壁画」が複数、模写されているなど、仏塔様式に準じていながらもなにかオリエンタルなイメージと、和のイメージが重なり合う興味深い装飾が際立ちますね。
お寺の一部としてもこれはまさしく希な存在。イタリアのフレスコ画にも見えたり。フランスに住んでいたとき多くの障壁画をみてきましたが、その時を思い出させるぐらいの迫力があります。
この和洋のかさなり。宮づくりと壁画の存在が異国を意識させます。シルクロードをたびしているかのような♪(^_^)
証明の装飾も華美というより上品でモダンという表現のほうがいいかもしれませんね。触れることはできませんが、間近で見られるすばらしさ。ぜひ現地で確認してくださいね。
構造は「城つくり」のようにも見えますが、この障壁画、私としてはなにか「昇華」するような感じ。に思えました。悟りを開き天界にいくような絵のつながり。それを感じていたので階上になるにつれ明るい色に感じました。
最上階のこの階段の下部は場合によっては見過ごしてしまいますが、ぜひしっかりごらんくださいませ。
最上階、楼閣からの風景は撮影できませんが、特別に許可をいただいておりますが、住居地はあえてさけており、やや暗めで編集しております。
1927年大倉喜八郎の別荘として建設。純木造、寝室のみは鉄筋コンクリート造。八角形の応接間が書院造りとしてもめずらしく、最上階から見下ろすことができます。少し暗くしていますが、ぜひ晴れているとはっきりみえますので豪邸、ごらんください。
これ。。。お話、ガイドさんに聞きましたが。。またもう一度きいてきます!(^_^)このあたりは石作にもみえますが、よくみるとデザインが見事ですよ。
これ、おもしろいのですが、帰り道、下り階段だとまた違った絵がご覧いただけます。
これがなんとも興味深く。。。妖精のような。。。灯を玉(ぎょく)にみたてているのでしょうか。遊びゴコロが感じられますが、実は重要な存在かもしれませんね。
祗園閣をみていてふと横の空間をすすんでみると。。。
なんとこのような石碑が。。。ただこれより先は関係者しか入れませんのでご理解くださいませ。
第49回「京の夏の旅」はテーマを「世界遺産登録30周年記念&京都の名建築と夏の庭」となっていて今回内覧会で伺った大雲院祗園閣はまさに名建築ですね。京都の在住の方も、そして一通り行き尽くした観光ファンの方も、はじめて来られた方も京都市産業観光局、京都市観光協会の夏の催しはどなた様にもぴったりな内容で楽しんでいただけます。どうぞ、京都の夏の旅、お楽しみくださいね!
詳しくは下記公式サイトでご案内しております!