「京北はお正月は雑煮より納豆餅を食べる」ということを聞いてびっくりしました。京北地域はよく美山荘の送迎の時に時々経由することがありますが、先日京北商工会から招かれて「新特産品開発」の一環として参加させていただきました。
京北とは。。。。
「日常をはなれ、豊かな自然をまるごと体験京都市の西北部に位置する「京北」」
山に囲まれ、清らかな水を育むこの山里に住む人々は、古くから周囲の自然とともに暮らしを営んできました。平安遷都の頃より木材や食材を朝廷へ献上してきたことから皇室との関わりが深く、由緒ある神社仏閣や大切に育てられた森林、京野菜や川魚といった自然の恵みも豊富です。時間に追われず、のんびりと里山散策が満喫できます。
京北は意外と近い♫
京都駅からバスで80分、タクシーですとはやければ60分程度。最近は周山街道も複数のトンネルでかなり以前より中心部から近くなっている印象を受けます。ただまだイメージ的に「周山」「京北町」というのがあって「遠い」という印象が。。。。さらにグルメスポットもどのくらいあるのかも不明な方もおられると思います。
それを踏まえ3月1日の「チキチキ遠藤波乗りジョニー」KBSテレビラジオで「京北大特集」をするにあたり色々こちらで深掘りしようと思っています。どうぞ「美食京北」シリーズ、よろしくお願いいたします!
2月7日 モニタープランのダイジェストをまずはご紹介いたします。
10:00 京都里山SDGsラボことす、で集合。この日は「開心舎」の梶谷さんが施設の中を案内してくださいました。
愛称は「ことす」。“ことをおこす”、“ことをなす”をテーマに地域を盛り上げていきます。都市部の企業に勤めたまま、地方へ移り住む「転職なき移住」。「グレートリセット」への社会要請とともに、急速に関心が高まっています。都市部では実現できなかった豊かな暮らし、2050年のカーボンニュートラル社会を見据えた創造や変革。これらのことをおこす「京都里山SDGsラボ(ことす)」が、千年の都を支えてきたここ「京北」に誕生します。※公式サイトより引用
京北に詳しい
「開心舎」の梶原さんに案内して頂いた施設の詳細は次回お伝えいたします。新しい挑戦を京北発信で若い人が中心になってすすめられています。
10:30 語り部による 京北の歴史(納豆餅の話)等
納豆つくり体験
旅館からわざわざもってきてくださった足踏み四季の餅つき器。足で押しながら杵をつくのがなかなかスリリングでした。地元の語り部さんによる「納豆餅」の解説は非常に興味深く、この納豆餅は京北が納豆発祥ともいえそうな存在にみえてくる。諸説あるのでここは是非「京北おし」でいきたいですね。
納豆餅=お餅+納豆+黒糖。。。黒糖!!これについても解説します。
作り方体験。おもしろかったです(^^)
11:40 京北の新特産品の食体験 11品目
新しい特産品開発のための意見交換
新たな特産品開発のための試食会もさんかさせていただきました。
「和食レストランけいほく」「料理旅館すし米」「丸武河合」「あうる京北」「京北すえひろ」「登喜和」「山国さきがけセンター」「亀屋廣清」の皆さんが、あらたな料理展開目指して地域の皆さんと京北商工会さんがタッグを組んで地域活性化をすすめていかれます。これについても後ほどしっかりレポさせていただきます!
正直、京北にこんなグルメパワーがあったとは!圧巻の内容でした。
12:50 道の駅ウッディー京北
ここは良く伺います。公衆トイレや京北の情報も発信されていて、地元京北の人々の作品や食品が販売されています。土日にいっても京北の役場なども併設されているのでここでパンフレットなどの情報収集にこられてもいいでしょうね。ちなみに場所的にもここが中心という感じでここから日本海や美山町、広河原、先は朽木方面まで行けます。
もしここと違う目的地に行かれる予定なら是非「究極の経由地」とも言われる京北でまずはこのウッディー京北さんへ立ち寄りましょう!
13:15 慈眼寺「明智光秀の黒座像」見学と住職の話
どこかで見たことがある!とおもっていたら歴史探訪でも紹介されていましたね。あの「黒挫創」が有名な古刹です。この裏山が「周山城」でまさしく明智光秀ゆかりの地ですが、どうして仏像が黒く塗られたか後日解説いたします。
和尚様のお話で周山城や明智光秀の実像、など実はこれまで知られてなかった歴史が語られ光秀とこの地域の関わりもしっかり勉強させていただきました。「黒座像」は拝観料がかかりますが、文化財保存、存続のためにも是非ご覧くださいませ。
14:00 常蓮山 健寿園見学 地紅茶の飲み比べ体験会
気さくな店主と「京北とお茶」の話がとっても興味深く、かつては集落では「自家製茶葉」も生産されていたそうです。お茶の入れ方がかわりますよ♫茶畑があるのがほんとうに興味深く、宇治や高山寺だけが茶の産地ではないということがわかります。というより高山寺から宇治より近いというところもポイントですね。店主との語らい、お楽しみに♫
今回京北商工会さんが主体となって案内をしていただきましたが、そこで出会った京北の皆さんの誠実なご案内、提案は大変京都にとってプラスになりますし、将来性のある街づくりの最先端である「ことす」という建物から発信される活動にも共感できる部分が多数あります。是非皆さんもこれから特集する美食京北特集を参考にしてくださいね。
京北の飲食店の皆様、京北商工会、京都市観光協会の皆様、素敵な京都広めて行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします!
美食京北!
万歳!
このあと22回に渡ってご紹介した「美食京北特集」をご案内いたします。
●美食京北②「亀屋廣清」さんは和も洋も兼ね備えるお菓子のお店。ブルーベリー大福は季節限定ですが絶品です!
●美食京北③ 京都里山 SDGsラボ を特集しました。リサイクル、リユースなど資源活用の紹介や企業のオフィスもあり、会議場やメディアスタジオまで備わっている最先端の施設。ここのラジオ番組に出てみたいです(^_^)
●美食京北④ 「納豆餅」 の魅力に迫りました。河原林さんの語り部、そして地域の方々の納豆餅への情熱がしっかりつたわりました。納豆発祥説、有力ですし皇族への献上品という流れも素敵ですね。納豆に黒糖はあいます!!
●美食京北⑤ 「山国さきがけセンター」をご紹介。納豆餅を中心的に広められている会社で、試食会でも社長様の納豆に対する思いや「あみがさ餅」とよばれる逸品を作られています。
●美食京北⑥ 「KBSラジオで京北特集」させていただきました。なんと25分しゃべりっぱなしの京北地域のすばらしさを紹介。なんとチキチキジョニーと遠藤アナウンサーはすでにクワッドバギーで体験されてまして、話がはずみまくりで、亀屋廣清さんのお菓子をいただきました!
●美食京北⑦ 「料理旅館すし米」さんをご紹介しました。おかみさんとも現在も情報交換させてもらいましたし、合計8名の京北ツアーではお弁当をだしていただきました。京都駅のイベントでは噂のぽん酢を販売。有名芸能人も泊まられる名旅館です。
●美食京北⑧ 「滝又の石仏」はトンネル手前にありますが、ずっと何かと思っていたら彫刻家さんが有志で作り上げた石仏群でした。ハイキングにぴったりですし駐車場も完備されています。トイレがないので是非あらかじめ道の駅などで済ましてくださいね。
●美食京北⑨ 「京蕪庵」さんは蕎麦の名店でレストラン京北プロデュースのお店。ですのでレストランのメニューも一部をのぞき注文できます。山奥で10割が本当においしいのです!
●美食京北⑩ 「慈眼寺」は明智光秀ゆかりのお寺です。うしろに光秀がつくった周山城もありますし、地元の人が光秀崇拝をされていたことがはっきりわかります。それと黒蜜大雄尊という黒塗りの挫創が有料拝観でご覧頂けます。希にご不在のときもありますので、是非いかれる前にご確認を。ウッディ京北から歩いて行けます。
●美食京北⑪ 「農家民宿ほろろん」さんのご紹介。納豆餅の講義で尽力いただいた河原林さんご一家の民宿。泊まるときっと京北のこと色々教えてくださるのでしょうね。お泊まりで京北、是非おすすめしたいです!!
●美食京北⑬ 「山陵汀」さんはうなぎと和食、そして絶品プリンのお店です。このあと度々利用させてもらいほぼ常連に近いぐらい利用させてもらいました。屋号は先代の常照皇寺の住職が命名されたとのこと。地域とのつながりが深いし、実は今は亡き日展審査員であり著名な画家岩澤重夫さんもこちらの鰻や鮎がお好きだったそうです。そうなんです、岩澤先生のご指名を生前ずっといただいていたのでびっくりしました。
●美食京北⑬ 「京北加茂神社」は知られざる京北の巡礼地でもありますね。初めていったのが雪つもる時期、鉄の扉をあけてはいると神聖なる空気が流れていました。「山国神社」「京都八百一郷蔵前」も少しご紹介しております。
●美食京北⑭ 「金花山宝泉寺」をご紹介しました。実はこのときは立ち寄っただけなのですが、あれから「鯖寿司大博覧会」のイベントスポットになったので、思い出に残るお寺となりました。今年の桜、楽しみですね!!
●美食京北⑮ 「ウッディー京北」さんはもう知名度抜群ですね。京北でまずはここで休憩という方も多いと思います。レストランもお土産も服も売っている便利なスポット。バスもここを起点に動いてますね。完売必至のお酒やカレー、納豆餅ももちろん売っていますが、鯖寿司、かぶら寿司も好調。是非立ち寄ってもらいたいです。
●美食京北⑰ 「割烹 裕山」さんの鯖かぶらすし!おいしいですよ。鯖と京小カブのお寿司セットがウッディさんで売られています。笹でまかれているので風味と保湿がととのってますね。お店の寄ってみたい(^_^)
●美食京北⑰ 「食体験」モニターツアーの紹介です。主な京北の飲食店にあつまっていただき試食会が行われました。地元の名産、素材を重視して個性あるおいしい京北をいただきました。このあと、試作品から発売されたアイテムもありまして成果は着実に京北をもりあげていますね。
●美食京北⑱「常蓮山建寿圓 京都地紅茶」さんです。茶化師 勝山さんが煎れるお茶はまさにすみきったうまみで充満されていました。講習会もやっていただき茶畑の説明や地紅茶の良さをご説明いただきました。京北奥深いと思いましたね。
●美食京北⑳ 「マッシュルーム」さんは村山木工山のカフェです。田園絶景と呼ばせてもらってますが、広大な田園風景を見ながらおいしい珈琲やお菓子をいただけます。優雅ですね。レンタルルームも有料であります。是非加茂神社のあとお立寄りくださいね。
●美食京北㉑ 「塩治軒」さんは和菓子のお店です!草餅おいしかったです。栗尾しぐれ、きび餅などおいしいお菓子が一杯で、絶えず職人さんが忙しくお菓子をつくっておられました。
●美食京北㉒最終回㉒ 精肉と洋食のお店「登喜和」さん、ハンバーグパティのテイクアウトもおいしく、精肉のスペシャリストをご紹介。最後の〆のコメント書かせてもらいました。
○最後に
京北地域は美山町や美山荘へいくときに経由地として利用させてもらっていたのですが、あらためて京都市観光協会さんや京北の商工会の皆さんの情報やご協力していただいたことで、ここを目的地として楽しめる要素がしっかりあるということがわかりました。
ある意味京北はコンテンツと情熱、人々の温かな気持ちが満ちあふれていますね。有名なエリアとして大原もあげられますが、またそれとも違うエリアの特色が存在し、山国隊、光厳天皇はじめ、北山杉を平安京造営の木材として優先的に供給していたこともあり、ある意味京都を支えていた重要な場所であったことは過言ではないと感じます。
「美食京北」は存在しますし、歴史や文化をしっかり継承して町の人が活き活きと暮らしておられるのです。これから「西の鯖街道」も一つのおすすめのイメージとして定着されたらと思いますね。
延べ、4日間にわたる京北取材を一旦終了しますが、これからも「とっておきの京都プロジェクト」エリアをさらに広くご紹介し、人々が集う町にしていきたいと思っております!
そうだ!美食京北!いこう!!です♪
どうぞ皆さん、京北地域、をよろしくお願いいたします!