昔7年間鞄職人でした。知ってる人は結構すくないのですが、同時期に一澤頒布の相続問題がありました。ちなみに僕はこの店にはいませんでしたが、本書は裁判や遺言書、逆転勝訴した経緯がこと細かくかかれていて、業界人だっただけにわずか一時間で読んでしまいました。
信三郎さんに、かつて、店前に待機してたとき、「こんなタクシーあるの?」と微笑んでくださったことを思いだしました。あのとき一瞬、信三郎さんとこで働かせてもらおうかと。。。人気の職場なので無理ですがそう思ったことがありました。
まだ私が単なる鞄屋さんの社員だったとき、工場をまわって職人さんに縫製の指示をしても、いまいち話がわからず、なかには、あんたには説明してもわからんやろ。。。と切れられたこともありまして、なんとなく加工賃も職人の言い値になっていたようで困ってました。それから母親からミシンを習い会社で扱っている鞄を、だいたい一通り縫えるようになったら職人さんの気持ちが徐々にわかってきました。
縫製の加工上のできるできないの判断がはっきりわかるようになりましたし、工場長もびっくりされて、「あんたはちょっと他の人とちゃうな、かわっとるよ(笑)」と。。少し職人と仲間になった気分になりました。その後は言いたいことズバズバ指示するので、かなり煙たがられましたが(^-^;
職人さんはその職場の気持ちや縫う過程の苦労をわかってあげないと、なかなかお互いわかりあえないです。現在の私のように元調理師がグルメ記事を書くのも、それと似ているかもしれません。料理ができないのに料理を語るなどありえないですから。
今でも当時の鞄職人時代の内職さんや、得意先、下請けの部品会社まで、引退しても親しくしてもらっているのが有り難いし、空港送迎や呉服屋さんでは接待観光もさせてもらってます。私は以前の職場の人とは永久的につながりを持てるのが「特技」なのかもしれません。
信三郎さんは、たぶんそこが長男と根本的にちがっていたのでしょうね。職人が認める人でありますから。一時的に裁判に負けたとしても、多くの職人やお客様が支持をして、最終的に逆転勝訴に導いたのも親しい人々が協力して一澤頒布は救われたわけです。最終的には、双方、なるようにしかならないですね。
しっかり僕も、生きていかねばと思いました。この本読むと一澤さんのことよくわかりますよ。グルメ観光ではよく伺うお店ですが、さらに魅力的なお店に感じましたよ。ちなみに元鞄職人の私からみた感想でした(^-^;
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