「東京大変らしいけどマスク足りてる?」…“京都特有”の言い回しの難易度が高いのか?
上記ご参考になさってください。FNN(フジテレビ系)プライムオンラインさんにメールをさせていただきました。翌日早々にご回答いただきました。上記のページにはすでに6万アクセスありまして、多くの方がご心配いただいておりました。やはりその後も「どうしてこういう偏った記事を京都に対して書かれるメディアが多いのか?」という同情頂くメールやSNSで多数頂き皆様のお気持ちも察しております。また、京都在住の方で無くてもご理解いただいているようで一部のブロガーさんが特集を組んでくださったり大変ありがたく思います。
ご返事の内容としては転載せず箇条書きで要約させていただきます。
①京都出身の投稿者ご本人と方言学の専門家に取材
②今回の言い回しは編集部としては結論を断定していない。
◎京都在住の方の意見・評価がないのではないか?
③「京都の専門家」でなく「方言の専門家」に意見をもとめたもので、京都在住の方が書き込まれたので京都の人の意見は必要ないと考えた。
④京都の方々の気分を害するような記事を作成し掲載する意図はなかった。不快な思いをさせてしまったことについてはお詫びする。意見はしっかりと受け止め、今後の記事作りに活用させていただく。
とのことでした。ただ記事もそうですが、ご返事頂いた方の名前も無かったです。SNSや観光ガイドのプロと色々話しましたが、皆さんが一番引っかかるのは評価を委ねた方の選定。この言い回しを「方言の専門家」に委ねていることこそ論外だし、「京都人」の分析に方言としてとらえること自体間違っているのではないかなと意見が大多数でした。総じて結論としては、京都の人がこの記事をみて納得するのかも検証していただきたかったですね。やはり分析は「双方」から行うべきと私含め多くの観光従事者も意見が一致しました。
ちなみに京都の歴史、文化、風俗にくわしい京都を研究されている方にお聞きすると以下の回答をいただきました。
『これは言い回しの問題であって「方言」ではない。「方言」の専門家にとってはいい迷惑ではないでしょうか。方言にくわしい方に聞いても正確な答えはでないだろう』
ということらしい。たしかに、これが方言が原因とは考えがたいし、強いて言うなら京ことばだろう。
この時期、コロナ感染の影響を受ける京都はいま史上最高の感染者数を出して、正直疲弊している状態です。この時期に及んでどうしてこういったダメージとも思える記事を特集されるのかというのも極めて残念ですね。
私たち、京都府民、市民は普通に人につたえて、普通にとらえます。
まして、子供に「裏がある」提案をするわけがない。
どうしてその善意が望まない「悪意」を生むのか理解不明。
東京に住んでいる溺愛する我が子に「帰ってくるな!」という意味で「マスク足りてる?」と言いますでしょうか。そのような状況が「京都のイケズ」を表しているのか?と断定こそしていませんが、フジテレビさんが取り上げること自体皆さん納得されておられません。
FNNプライムオンラインさんの元記事はすでに削除していただいているようですが、まだヤフーニュースでは多くの方に見られている状況です。こちらの「コメント欄」も是非ご参考になさってください。京都人の悲鳴が聞こえてきますし、京都の人はこうだったのか、という間違って同意されているかたも残念ながらおられます。
京都府文化観光大使としても、京都グルメタクシーとしても、京都市伏見区の住民としても、教育組織のPTA京都市連絡協議会の元はぐくみ委員会伏見西支部代表としても、是非とも、これからの子供たちにも素敵な京都の魅力を伝えて、世界の皆さんに「原寸大の京都」をご紹介したいと思っております。
FNNプライムオンラインさんも、いつか京都の素敵なニュースをとりあげていただき、京都の経済や観光が前向きになるようご協力いただければと思います。早々のご返事、本当にありがとうございました。今後とも京都をよろしくお願い申し上げます。
京都府文化観光大使 岩間孝志