定休日火曜日
祇園新橋で堂々とした佇まいの竹香さん。ここは初訪問でしたが、以前は竹香古門前店というのがあり、当初は主にテイクアウトをなさっていました。このお店と古門前は暖簾分けかな?と思っていたのですが、簡単にいうといまはその古門前店で仕切っていた店主が本店に戻ってきたということです。つまりある意味、古門前店は竹香の本筋だったわけです。。
過去の竹香 古門前店 の記事 ほぼ毎月。。。多くて週一回は通って弁当をお願いしていました。それぐらいドンピシャなお店でした。広東料理をベースに竹香の解釈で京都の祇園中華を創造しているという流れ。弁当に入った点心やサラダに至るまで本当に繊細な味を感じ取ることができました。その懐かしい味に久々に楽しめるわけですから、嬉しさ100倍です。
2階がコース専門です。1階が予約不可のテーブル席です。
二階の一番奥の部屋。丸机がいいですね~。かわいい大きさ。
置かれている調味料入れもどことなくムードあります(^^)
結構めずらしい高級ジュース♪
ビジュアルがいいですね(^^)
4000円~10000円のコースがありますが、常連さんにつれていってもらって定番5000円コースでお願いしました。
えびくらげ酢の物
あっさり、そして歯ごたえ。一品目にもってこいの味。
焼き豚
シンプルなおいしさ。火入れの妙技。そして脂身のうまみ。やさしい味です♪
蒸し鶏 葱の薬味がまたすばらしい。淡白な鶏肉にタレが効いています。
ピータン
塩分控えめ。このピータンはどなたにも喜ばれる味です。優しい風味♪
一挙にこの4点がでてきます。絶えず取り皿を変えてくれるのもありがたいですね。
鯛の。。。名前がわからないのですが。。。
これがさらにすごいです。女将さん直々に今回は取り分けていただきました。カルパッチョにも似ているあわせ技ですが、混ざりだすとちゃんとひとつの料理になります。
あっさり、そして厚めの鯛の身が新鮮プリプリ♪空気を含んだサラダがさらに相乗効果で鯛を引き立たせてくれます。
ふかひれスープ
この値段ででてきますか♪あっさり塩気含んだ味付け。これがお弁当時代たのしめた餡かけの風味に似ています。完璧、だまなし、温かく。見事です♪
京都らしい春巻き。野菜たっぷりでカラッと衣が揚がっています。
4人で行ったので1人一列。。。でも全部いただいてもよかったぐらいおいしい。
いか ほたて炒め
名前そのもの。風味のあるとろっとしたソースにからまり、お皿ごといただける料理。ばりっと揚げ蕎麦感覚。このとろみです。このうま味含んだ炒め技術は当時と変わらず♪
タラバガニ 炒め物
葱と甲殻類の風味。アメリケーヌ並みに蟹を感じます。濃厚な終盤料理。
これです!
あのとろみ。酢豚。
なのですが。。。このとろみ、艶。。。なんなんですか(^^)
小ぶりにあげられた豚肉もソースを吸っておいしさ倍増。
甘酢は争奪戦になりました♪
えび天
やわらかい衣に食感みごとな海老。
今度も高級サイダーいただきました。女将さんに聞くとこれは当初からこれを提供されていたそうで、お客様にも好評だそうです。
杏仁豆腐
甘味でほっこり。
ご馳走様でした♪
やっぱり美味しい。そうあのお弁当そのもの。
料理長は理系出身、そして手先が器用というのも趣味を聞いてわかりました(^^)。単に料理がお好きなだけでなく、やはり天性の感覚もあるのかなあと感じました。私的に本当に妻にも言われますが、中華は結構、だいぶ好きなのです(笑)それだけにいろいろ京都の中華を体験しますが、まちがいなくここの料理は京都を感じます。接客、しつらえ、そして女将の存在。どれをとっても京都代表として遜色ないポジションが堂々とありますね。
なのに、値段が高くない。。。。
いつも、もしお昼をやっておられたら。。。って思いますが、やはり夜に集中して調理をするのがこちらの考えでもあるのでしょうね。それと、一度食べた今日のコースをもう一度食べたいと思わせるところも素晴らしい。優しい京都の中華の名店。場所も素敵で、文句なしでおすすめできますよ!!
このお皿とグラスの置き方が「おつ」です♪(^^)
あと。。料理長、お弁当をいただいていたころを
おぼえてくださってました(笑)多謝!