カフェ エ デセール ゴリール (Cafe et dessert Gorille)
075-981-3381
京都府八幡市西山和気13-3 ひかりビル 1F
12:00~20:00
定休日火曜日定休
http://www.gorille.jp/先月、大阪送りの後に立ち寄った八幡市のデザートのお店です。シェフは京都市にもおられたこともあり、気になっていたのですが、ショーケースのあるベーシックなデザートショップだと思っていたのですが。。。まったく違う形態のお店でした(^^)
基本この「カフェ エ デセール」だと思います。
木の質感ある優しげなカフェです。この日はウクレレの練習会も数人でされていて、満席に近かったです。みなさん常連さんで、中にはおやつ時なのにランチのメニューをせがまれたり。。。優しい店長ですね。
お菓子も確かに売ってます。ですが焼き菓子中心でムース系やクリーム系は皆無。イメージ的に京都なら「ラフラムブルー」に近いかもしれません。
4時ごろ。。。食事も出してくれますが。。。考えた末に3品で決着。すこし多めですがいただくことにしました。チョイスはほぼお任せにしました。
キッシュプレート
キッシュはベーコン、玉ねぎ、ほうれん草のロレーヌ。アパレイユは生クリーム多めの柔らかめ。ブリゼ生地はサクサクしていて食感重視ですね。ピクルス、キャロットラペも付け合せの役目を果たしています。
八朔のステーキ
実は最初柑橘ソースで肉料理だと思っていたのですが(笑)
八朔を皮ごと輪切りにしてオリーブ油で蒸し焼きに。愛媛の岩城島の『ぽんぽこらんど』で皮も食べられる上質な八朔。ソースにはヴェルジョワーズで、てん菜糖の二番糖液から作られる旨味の強い砂糖と、みかんと伊予柑の果汁を加えたもの。合わせるシナモンを効かせたアイスクリームを添えて。仕上げは八朔の表皮を乾燥粉砕して作ったパウダーを香りづけに使用されています。皮のいい意味でのビターな風味とアイスクリームの滑らかな味が絶妙です。
今日のデザートには紅茶がおすすめだそうです。
アールグレイのブリュレ
スリランカ産のアールグレイの香りを活かす為に、ブリュレ生地は卵黄ではなく、卵白使用。
抹茶のテリーヌ
ホワイトチョコレートと卵を使った生地をじっくりとオーブンで蒸し焼きにした一品。抹茶の甘味を引き出す為に、ラム酒を加えて、提供時に、ゲランドの塩をふりかけているのが粋ですね。これはじめての甘辛ですが、抹茶テリーヌに塩。これはいけます。それとクリーム感がすくなく抹茶の風味が活きていて、なおかつ甘さ控え目がすばらしい。過去に食べた抹茶テリーヌとはまた違う特色がありました。
一休寺納豆とクリームチーズのマカロン
マカロン生地はサクサク感重視のフレンチメレンゲ。どちらも発酵食品である納豆とチーズを加えている。中が凍っているのにそとがサクサク。これは不思議。通常凍らせるとふやけるとは思いますが、凍らせるタイミングと提供するタイミングをしっかり計らないと成立しない代物。これは驚きました♪それと大徳寺でなく一休寺というのが興味深いですね。たしかに距離が近いし。。。酸味・甘さ・しょっぱさが混在した逸品。
黒豆の赤ワインコンポート と 黒豆コーヒーゼリー
丹波産の黒豆を赤ワインで炊いたコンポート。これ最初わらび餅だと思ったのですよ。ところが噛んでいくうちに珈琲の深みが伝わり、最終的に珈琲ゼリーなのです。黒豆のうまみと赤ワインとの相性。そして黒糖が若干和風のテイストを感じさせたのかもしれませんね。当然抹茶テリーヌともあう構成です。
実のところ、あとで石川シェフにメールで作り方、材料もお送りくださいました。そのぐらい「わかりにくい」美味しさが多数ありまして、このお店、京都の中心部にあったらなあ~と帰り道ずっと考えてました。
エリア的に京都府文化観光大使としてなら、全然エリア内です。いまは向日市ですが、次期候補に八幡市を加えたいと思いましたね。松花堂庭園、石清水八幡宮などの散策に是非使ってみてください。駐車場数台あります(^^)
ランチもおいしい!シェフはパッション(情熱)重視と申されております。ご家族の協力もあり、店内は親しみあふれる空間になってましたよ!(^^)