http://la-pleine-lune.com 大昔。。。。。2011年に前店舗に伺ったときの評価が下記です。
もう閉鎖状態の「京都口コミ食べ歩き情報」です。
http://www.geocities.jp/gourmetaxi/index.htm
下記は上記のサイトに掲載したときの記事です。
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「二人の力、二つの味の相乗効果 計算されつくされた究極の作品たち」
「地図にはあるのに見えないフレンチ」、通常はフレンチ店なら大きな国旗とメニューが道にせり出すほどあるのにこのお店は真正面に立たない と見えない(笑)以前から噂はあったのだけどなかなか行けなかったお店。マンションの1階なのだけれど結構中は広く調理場も良く見える。 白基調の店内は明るいし、調理場からほのかな出汁の匂いがして いい感じ。女性スタッフがテーブルを案内してくれてメニューの説明に入る。 とても丁寧に説明してもらって使用の材料や焼き方までがはっきり教えてくれる。そして材料の原産地、味のコンセプト・・・京都でダントツ の説得力を感じましたね。しかもそのあとも何組も来ても説明の内容は変えることなく継続。もちろんどの料理のときも最初の説明以上に丁寧。 実は料理がかなり複雑なので当然説明も暗記できないぐらい高度です。 今回の料理の名前は暫定で後ほどデータをシェフから贈って頂くことに なった次第です。GW明けまでに修正します(笑)
ランチ 2940円
★「かぶらとスモークサーモン 二色のソース」
まずソースが2系統あって外にシェリービネガーのソースと内側に バジルのソース。二段階で攻めてくる感じでまずはかぶらとシェリー
ビネガーで食し、そのあとバジルとサーモン。これが結構あってます。かぶらを使うところは京都を意識してるのかも。サーモンの燻製度合い(香ばしさ)は絶品でした。
★★「アスパラガスと鰻とマテ貝のソテー 焼きパルミジャーノ
2種類のソース) 2種のソースはのちほど公表いたします。大きなガラスの器に大盛り。タムナードを添えてソース以外にも楽しめるものがあります。マテ貝も煮汁を大切に火どおりされてます。食べても食べてもいろんな食材が でてきます。おぼえられないぐらい(笑)
★★「春キャベツ ブロッコリーのスープ しょうが風味」まったり♪クリーミーでアツアツ。生姜の風味がほのかに伝わり、けれどキャベツとブロッコリーの味もします。デリケートな作品。
★★★「鴨胸肉のロースト バルサミコと黒七味の和風ソースと牛乳ベースのニンニクソース」 三ツ星です。ほんとに。。。。この2つのソースが絶妙に絡み合う感じ がします。肉の火どおりも完璧でアルシェ好みの厚切り。野菜の ポーションも丁度いいし量も多い。
★★「デザート 苺のソルベ クレームブリュレ」 実はデジカメ画像が無い。。。。それより先に食べてしまった。お題の とおり正統派。苺のソルベも結構濃厚でした。
★★「エスプレッソ+フィナンシェ」こういうのに弱い(笑) 相方は先にたべてしまってコーヒーの味が わからない。と、まあそうかもしれないがそれなら私にくれても。。プチガトーはよねむらでも出ますがこの価格帯でしっかりだして くれるのが嬉しい。
さてさてまず料理。タベログでは少数意見で「味が濃い」ということで したがそれほどでもなく、日本の味を若干強調しているところがあるので そこで感じることもあるがアルシェ的には丁度いい。それよりよくもまあ こんな手の混んだ料理を一人で正確にだせるなって感心しました。しかも半分以上埋まった店内でそれほど遅くなることもなくリズミカルに出されます。お皿も熱いしお皿の種類もなかなか楽しめます。それと2種類のソースが必ずといっていいほど出てくるのですが、よく考えてるなって思うほど重なったときにさらに味が楽しめるようにつくってありますね。 相乗効果は計り知れないものがありますね。付け合せも主役を引き立たせるような調理方法になっていて脇役に徹するルールもすごい です。正直ためいきばかりがでた状態でした。(実はデザートを撮り忘れ、スープも無くなる手前で。。。。。それぐらいメモするのが精一 杯でした)
サービスは最初に述べたとおりですが、実に丁寧。パンも無くなれば すぐ提供してくれてしかも2つ目に来たパンが一つ目と違う。こんな微妙な サービスも見逃しはしません(笑)料理が複雑なだけに説明するほうも大変だと思いますがこれだけ説明が必要な料理もないかと。とにかく シェフと一体化した給仕は最高クラスでした。一人客にも忙しいのに相手されててすごいですね。
京都風なところもありクラシカルな手法の料理もでるのですが、 料理自体のオーラがあってコースに華があります。つまりアクセントが それぞれにあって印象に残るわけで今でもまた同じメニューでも いいかなって(笑)それほど癖になるお店には違いないですね。いってみて中毒にならないように(爆)もう限りなく3つ星に近い2つ星です!!! 2011/04/25
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以前は私「覆面ライター」でした。アルシェという名前。そしてこの表現は今もさほどかわりませんが、まったく今回伺ったときと印象が同じというのも面白いです。そのぐらい「一人でここまでするのか?」と感心したことは確かで、西井シェフの戦闘力は衰えることはありませんでした。そして移転されてさらにサービスに定評のある「ランベリー」から寺戸さんが合流。まさに「合流」というべく大きなうねりが生じた感があります。
メニューA 2160円 なんと税サ込!

スモークした信州サーモンのサラダ
3種類のドレッシング(オニオン、バジル、蜂蜜)
薫香しっかりと感じるサーモンと新鮮なサラダ、そしてここの特徴でもある複数のソースの共演。混じることを前提にアレンジされています。なかでも蜂蜜の役割は特筆すべきもので、大盛りの野菜類を感じさせない味の変化。6年前の記憶に逆戻りする思いでした。西井シェフのコンセプトはこのサラダにもあります。

高騰しているバターをランチで見られます♪

春キャベツとブロッコリーのポタージュ
生姜の香り
この組み合わせはなかなかないですね♪滑らかな食感、そして泡のもつ口当たり。どれも計算されているつくり。微妙に風味の違う2つの野菜。それが混在していると思わせない香りでした。

メニューAはメインがひとつなので、これは同席者のものです。
天然鯛のポワレ 春菊のソース
白菜のブレゼ
緑のスープ。意外に濃度がありません。シンプルな白身の風味を助長するソース。海に泳ぐような表現なのかもしれませんね。春菊の苦味はなくうま味だけが残された液体。そして皮目ぱりぱり、塩を含んだ身は絶妙に味が映えます。


ハンガリー産鴨の胸肉のロースト
芹の香りのマデラソース
これは私のメイン料理です。鴨の美味しさはいまでも舌の記憶に残っています。並べ方、そして赤と緑とブラウン、そして野菜の白。どの色も理想的な火入れを物語る彩り。ジューシーな肉と古典的な正統派マデラソースの相性はばっちりです。

ムース オ ショコラ
木苺のアイスクリーム
チョコレートの風味は強烈なのにスプーンをいれると、崩れだす柔らかさ。気泡の細かさも秀逸で、アイスクリームも非常に滑らかです。ブラックを背景に真紅の苺のスライスが強烈でした。

そしてそして。。。。飲み物に6年前と同じフィナンシェが置かれています。やはり西井シェフの料理だったのだなあと感動しました。
はじめてお店に入るとまず驚くのがキッチンが高いということです。カウンター仕事ですがまるまるシェフが見えます。シェフに聞くと配管が床に収まらず水回りなどの都合でどうしてもキッチンの床をあげないといけなかったのだそうです。かといってフロアも上げると余計天井が低くなるそうで。。。納得。それが特異に見えてかえってインパクトが面白いのです。シェフは「偉そうに見えますので。。」とやや恥ずかしそうに話されてました。
料理はあの時のすばらしさは全くかわらず、当時も素敵なサービスでした。今回寺戸さんの加入でワイン選びの精度も増したように思いますし、一流の身のこなし、言葉使いもすべて完璧にこなされます。料理の質を落とさない無駄のない接客。時間がかかるときはあらかじめ状況説明する丁寧さもありますが、待たされたという感じないぐらい実際は時間がかかっていません。
ランチが2160円というのはやはり破格。満足度をはるかに超えた印象です。料理場にはたった一人。ホールもたった一人。なのに何人もいるようなお皿の上の完成度。接客、配膳、会話の完成度が共に高く、居心地がいいのです。自然光の入る二階の北向きの窓にも、実は料理の鮮やかさをさらに助長する効果があるのではないかと思いました。
料理人は時が経っても劣化しないことが求められます。それを実をもって証明しているのがこのお店です。以前は「探さないと見つからない」お店でしたがいまも「見上げないと見つからない」お店ですので、そのコンセプトは脈々と受け継がれているわけです。素敵な時間、ここにあり!