★★☆ マダム紅蘭 (マダムコウラン)
075-212-8090
京都府京都市中京区寺町丸太町東入ル北側
11:30~14:30(L.O.14:00)
17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 月曜日、12/31~1/3
屋号もすごければ、噂も結構あるお店がこのマダム紅蘭です。堀川界隈の時代から今は丸太町寺町。益々気になるお店になったので、遅ればせながら伺いました。




とにかくすごいメニュー構成。ちょっと値段が高い印象を受けるんですが実は量がす多い。二人前はあるのである意味相場ではないかな。とにかく興味深い料理がたくさんありますね。

★★☆ 蒸し豚 スライス ガーリックソース
ハンガリーのマンガリッツア豚らしく、非常に脂がのっているものの薄切りのため場バランスが非常にいい。きゅうりとあいますね。棒棒鶏的なタレにほのかなガーリック。大皿で非常に迫力ありますね。

★★ 万願寺唐辛子とイカのカシューナッツ炒め 1650円
烏賊の飾り切りもすばらしくタレに良く絡みます。柔らかく大ぶり♪野菜も色もきれいに残っていますね。唐辛子の爆弾のようなものが右端などにありますが、決して食べないように(笑)味がわからなくなるものだそうです。包みこむ液体のうまみは極上で、すばらしいです。
★★★賀茂茄子麻婆 1650円
器のようになってる加茂茄子絶品です。辛さはめちゃくちゃではなくマルミヤなら中辛程度ですが山椒の香り、茄子や具材がちょうどいい火加減です。豆腐に絡む麻婆ソース。適切な香辛料ですし、艶もいいですね。

★★★☆3.5! 上品な八宝菜 1360円
マダム紅蘭をもっとも象徴している素敵な作品。醤油というより塩系。その塩梅が非常に優れています。あと餡かけが最後まで薄まらない!すばらしいとろみ技術ですね。具材の火通りも統一できてますし、色合いが非常に綺麗。艶々のあん。そして個々に優れた新鮮な具材がその題名そのものですね。「上品な八宝菜」とはおそれいりました。これ以外のタイトルが思い浮かばない完成度ですね。
まだ4品しか試していないのですが、十分このお店の個性を感じます。たしかに横浜中華や四川料理のような中国本土の中華というジャンルではないように思いますね。ですが、京都中華。この土地にあってからこそ親しまれる中華だと思います。化学調味料の味がまったくしないし、「濃い」というより適切な濃度。ここオリジナルな解釈によって生まれるすばらしさがありますね。
サービスは今回男性で、非常に気が利く方でした。同席者は子連れだったのですが、しっかり対応していただきました。中華なのに和定食のお店のようなつくりですが、非常に落ち着く空間でしたね。
近々もう一度トライしてみます!