★★★割烹まつおか
TEL 075-531-0233
京都府京都市東山区松原通大和大路西入ル弓矢町25
営業時間 17:00~24:00
定休日 水曜日
なつかしき寺川さんの聖地。この門がまえを見ると、すっと緊張感がはしりますね。
割烹まつおかを意識したのは、やはり寺川さんの跡地だったというのが気になるはじめでした。あの聖地にだれが開業されるのか。。。。木屋町のやました出身の方だと知ってより行きたいと思いました。
http://archette.exblog.jp/15972767/
上記はその当時の記事ですがまだ寺川さんが亡くなられた情報がなかった頃です。
★★★ 11000円 夜のコース
★★先付け 南蛮漬け 柿と菊菜白和え 鯵の寿司 大徳寺納豆
たくさんというより季節感ある野菜を3点 紅葉も見えますね(笑)
★★★ すりながし くもこ豆腐 海老
この日はすこし肌寒い日で若干喉がいがいが。。ちょうどいいお薬になりました(喜)だしの正確さ。そして濃度もちょうどいいです。もみじがすてきです。
★★★ 刺身 甘手カレイ セキアジ マグロ 甲烏賊 雲丹
新鮮!そして切り身が整ってます。結構な量がのってますね。飾りものなども綺麗に仕上がってます。
★★炊き合わせ 蛸柔らか煮 栗 南瓜 海老芋 古蕪
透き通った煮汁にそれぞれ別々に火通りされた季節の野菜、薄味ですが旨味がしっかりでていて色合いもいいですね。
★★★ 焼き魚 きんき 蓮根の揚げ物
御頭とは嬉しい。塩で基本味付けですが、辛くなくそれでいて全体的にしっかりまわってます。焼き目もほどよく香ばしい。身は極めて白く皮目の美味しいこと。パリパリと(笑)蓮根も途中の休憩にちょうどいいです。レモンはお好みで。
まつおかさんはこのレモンを多用されます。ご自身の好みもありますが、お客様の好みも考えてのことでしょうね。酸味は人によっては塩以上の感動を伝えることができますね。
★★☆小鍋 くえ 白菜 豆腐 もみじ麩
薄味の出汁に野菜とくえが共存。それぞれ出会いもののように共鳴しています。水炊きを想像されるのが一番ですが、煮崩れがなく口に入った時はしっかり野菜も歯ごたえがありました。
こういった感じのセットです。薬味もしっかりありますね。
★★★ ズワイ蟹 生姜 レモン
蟹みそはとりわけ済み。ご覧になるそのものです(笑)物自体非常に上物です。
★★★ ごはん 香の物 赤だし 佃煮
ご飯!美味しいです。おかわりはもちろん頂きました。このごはんがすべてですね。佃煮はおそらく自家製だと思いますが、昆布のうまみがしっかりのってます。もうすこし量があればと思ったり(笑)
★☆洋梨 ぶどう
あっさり季節の旬を頂きました。
やましたの料理はまだ試してないのですが、この松岡さんの一番すごいところは「塩加減」でしょうか。すべてにおいて統一されています。安心して食べれますね。奇抜な発想よりも京料理をしっかり主張されていますので、季節感も全開ですね。コースには流れというものも感じたし、すべての技術を披露すべく設定されていると思います。まだお若い。そしてご家庭も私と同じような家族構成なのでより応援したくなりますね。カウンター仕事の一番の見どころ。人間性を求められる会話ですが、一歩下がった謙虚な感じがしました。しっかり話を聞かれて少々ご返事なさる(笑)それと私の中盤で満席になったのですが、一人の私にもいろいろ話かけてくれました。
サービスは店主のほかに調理場にも何人もいますが、すべて理想的な仕事をされています。流れが止まりそうになれば部下が直接カウンターにもってきたりしますね。店主まかせにしないところも素敵です。あと私の前に女性スタッフがいましたが、非常に丁寧にお話していただいたし、親しいお客様にはそれ相応にくだけた表現もされてました(笑)そのあたりも昼とは違う接客感度があるのでしょうね。いいと思います。
寺川さんが調理したこのカウンター。
伝説の料理人からさらなる若手に。いい意味での緊張感、はりつめた瞬間があった寺川料理長とは違うタイプの松岡さん、彼なりにお客を巻き込んで笑い、馴染んで行く姿勢は前者とは違うものの、料理に対する真剣さは負けない集中力があります。この聖地で新たな伝説が生まれるよう応援したいと思いました。皆さんも是非いってみてくださいね。2012/11/17
◎Ecole de francais d'AJ-France (応援サイト)
http://www.aj-france.com/
(季刊誌で京都グルメタクシーを取り上げて頂きました)
◎京都グルメタクシー
http://www.zms.or.jp/~salut/kyotogourmet.html