●今回ピッコロモンドの定休日水曜日を間借りされて柿カレーをつられているのが西田さんご夫妻で、先出の「デリス京都」の活動もされていますが、本業は富有柿と筍の生産をなさってます。2023年6月から「柿とスパイスカレー」というお店をスタート。規格外の柿などをなるべく処分しないで有効活用できないかということで「チャツネ」を作られてカレーの素材として使用されているといくことですね。
そのカレーも半端ないです。あの京都岡崎の名店チェンチの坂本シェフに監修を委ねてつくられたそうです。西田さんは当初、柿や筍をレストランに卸している業者という立場でしたが、シェフに相談したところ快諾されて今回のプロデュースに参加されたということです。すごいです!チェンチ私も伺いましたが、あの味忘れません(^o^)
ここも重要点↓
そして、インスタにもありましたが、「世継ぎ」のこともかかれてまして、つまり「筍業者」「柿農家」も世継ぎ問題の部分も他の生産業とおなじ悩みを抱えているそうですが、単に仕事の継承を考えているのではなく、そのまわりの環境も変えてみて「一緒にやりたい」と思わせるような感じてもらえたらとおっしゃってます。
つまり、単に生産しているだけでなく、竹林の面白さ、柿農家の面白さ、をわかってもらって「変えないために変える」部分をみつけて対応していくということでしょうね。まあ私の実家も世継ぎの話ありましたが、本人が「やるきあるか」「ないか」で大きく変わります。そうなると、やはり「生産するだけじゃない」⇒「人との出会い・学びがある」⇒「竹林に人が集まって作りだせる」⇒結果的に「一緒にやりたい」ということでしょうね。
「やりたい人がやれる」
という世界を西田さんご夫妻は目指しておられるということです。実子もおられますが、押しつけず、それでも協力してもらいたいところはあるけれども「一つの家族」として、「彼の人生は彼のもの」という思想を共有されて日々、過ごされているということですね。
なおさら、「柿カレー」はある意味、食でもって人を集め、人とのつながりを増やし、柿農家の悩みや規格外の柿をなんとか、利用して「食材」の有効活用をして、柿農家の枠をこえて商売の楽しみも継承できたら本望だということですね。
ピッコロモンドヤマダさんの山田製油さんや、チェンチの坂本シェフはじめ多くの方のお世話になって今回の「柿カレー」ができたということですね。おそらく、私が考えるに、西田圭太さんの挑戦はこれからも幅広く、そして京北エリアのような同じ問題をかかえている農家さんのところに行かれても協力されるということで、壮大な志をこの柿カレーからかんじることになりました。
さてさて、ほんとここを語らずしてこれからのカレーのレポは無理でして(^o^)
お読みいただきありがとうございます!
まだまだあります(^o^)
ちなみに西田さんが水曜日定休のレストランを間借りされているのですが、それ以外の曜日はこの「ピッコロモンドヤマダ」さんがやってます。こちらも実はおすすめどころか、料理長の水野シェフは私のボーイスカウトの後輩で、かつてはご実家は京都中心部で人気のカレー屋さんだったのでした。筋金入りのコックさんということでして、こちらもよろしくお願いいたします。この店で驚いたのが「アイスクリームに胡麻油は有り」ということです(^o^) いまも提供されているかわかりませんが、体感してください♪
●このnoteのコメントがかなり重要。
柿とスパイスカレーの詳細はこちらの「note」に書かれてますのでご参考に。かいつまんでいいますと、試行錯誤の末に柿カレーができたのですが、やはり市場にでまわらない処分されてしまう柿をなんとか利用できないかということでしたが、一度は西田さんは料理の道も考えておられたようでした。
それと第二章でびっくりしたのが、西田dさんはチェンチの坂本シェフに出会ったのはなんとイルギオットーネ時代だったのですね。これはレア過ぎます。つまりずいぶん前から富有柿の生産者としてつながりがあったのですね。坂本シェフの10キロ送って!はすごい。
レシピ開発は2022年10月にシェフにレシピと監修を頼まれたようです。クリスマスに完成したそうですね。さらにレシピ通りにつくってもうまくいかず、技術協力もされています。つまり坂本シェフの経験も多分にこのカレーには含まれているということですね。イルギオットーネ時代からのつながりもあり、まさに人と人とのつながりでできたカレーライスということですか。さすが。
ピクルスも「柿酢」というので監修の協力もシェフはされてますね。さらに私考えるに9年前から柿の仕入れ等でつながりのある、私の後輩水野シェフと山田製油さんに間借りをたのまれたくだりですが、正直一般的なシェフは定休日でも調理場に入られるのは難色示すのですが、快諾ときましたから。。。山田社長さんも水野シェフもすごいなあと。。。山田製油さんとは「女性自身」掲載で御世話になりましたが、御池通りにも支店があるので是非立ち寄ってくださいね。
またも興味深い記事があるので、なかなか料理ご紹介できませんが。。。
開店20分前、平日なら難なく駐車場にとめられますね。水曜日ではありますが、希に休まれるときもあるのでインスタを確認くださいね。
追加の副菜はすべて乳酸発酵だそうです。
ちょっと画像が暗くてわかりにくいですが、
副菜3種とサラダ+カレーで1500円 あとは追加素材がありますね。
食後妻にもききましたが、申し分ない真っ当な料金と思いましたよ。
開店当初だけとらせてもらいましたが、あいかわらず、穴場感がある店内。そこにやる気満々の西田さん(^o^) 写真お願いするの忘れる。。。。
左から 本日の副菜
●ザワークラフト
●人参のピクルス(柿酢)
●ライタ(インドのヨーグルトサラダ)
味変素材ですが、このままカレーを食べてもいいのですが、アクセントということでしょうね。それぞれ酸味が特徴的ですが、すべて風味は異なるので興味深いです。ザワークラフト=ドイツなど、ピクルス=フランスなど、ライタ=タイですから「多国籍」=「いいとこどり」ですね。特にジャンル適にインド!みたいな傾倒はなくまさに、合う物を添えるという柔軟路線。
●サラダ
●自然農法の農家さん2軒
京丹後の梅本農園「ズッキーニ」
西京のオーガニックnicoの「ベビーリーフ」
さらにトッピングの野菜は季節の旬なものを使用。
※自然農法など良質な素材を調達されています。
●自家製ドレッシング (これも坂本シェフ監修!)
さらっと、ドボドボではなく風味付け程度のドレッシングがまた素材の良さを引き立たせます。新鮮野菜、そして実は副菜とあわせて食べたりしてました(^o^)
バリエーションが多いのはありがたいし、実は万が一カレーが飽きたときや苦手なカレーがでてきたとき中和することもできる副菜ですが、今回のは福神漬けのようなポジションではないですね。「柿酢」のピクルスがそれを指してますが、柿の可能性をまだ追求するか!みたいな面も垣間見たり。。。かもかも(^o^)
●それと追加でパクチーと島とうがらしと赤玉葱の酢漬けも追加で。左が赤玉葱、右が島とうがらしの酢漬け。実は写真とるのわすれてました。。。。パクチーは本体にのってますが、この酢漬けがすごかった。。辛いのなんのって(^o^) このカレーの辛さに満足できない人は是非。私はCoCo壱番屋でも2辛で頼むので許容範囲です。
私はクラフトジンジャーエール、妻はイネディットダムかな、お酒です♪
さてメイン!!柿カレー。
パクチーてんこ盛り!!パクチー嫌いな人ははじめはついてないのでご安心を。柿の味するかどうか。実は一口目はクリーミーな印象でココナッツミルクが入っているのでマイルドそのもの。辛さも正直これなら辛いの苦手でも全然食べられます(実際辛い人もいるかもですが)。柿の風味は食べてからすこし時間がたってからじわじわときますかね。これ何もいわれなければわからない人も希にいますが、不思議に食べ続けていると柿の風味が漂ってきます。そのぐらい「同化」しているので通常の林檎などのチャツネと遜色無いです。
おいしいし、これで柿のB級品(見た目の)が活用できるなら本望。このチャツネ、ホテルなどの大量に使うところで仕入れてもらったらいいかもしれませんね。
京都ホテル(現オークラ)時代に宴会部のカレーを担当したことがありましたが、たいそう使ってました。またそのあたりチャツネが商品化したらいいでしょうね。
副菜をそのあと混ぜながら食べますが、カレーは完成されているので、どれにもあいます。とくにライタがよくあうなあと思いました。あとの副菜は単体で食べてしまってました(^o^) カレーが来る前につまんでたら。。。妻のは残してあったので試しましたが、カレーと3副菜はいい黄金比でしたよ。
●柿キャラメルバニラアイス
まったりと甘さもありますが、風味がすばらしく、これは製菓でも活用できます。ミルフィーユとか、もしかしたらタルトの下地や隠し味でも使えますね。この柿のコンフィチュールは下記に通販サイトリンクしていますので問い合わせください。
「単なる間借りのカレー屋」さんではない。です。
西田さんご夫妻の希望が詰まった柿カレー。スパイスカレーだけれども、ご家族すべての年齢層、性別、関係なく受け入れられる風味と辛さ。まさにデリス京都が望んでいるつながりと継承、世継ぎにもいい影響がでそうなおいしさに仕上がっています。是非とも桂に水曜日こられたら立ち寄ってくださいね。おいしい柿カレーここにあり!!(^o^)
★「マーブル:チキチキ遠藤nami乗りジョニー」3月20日、12時より「おいしい京都ナビ」で詳しくご紹介いたします!実はチキチキジョニーさんともつながりがある西田さん、遠藤さんと4人でワイワイやらせてもらいます!!
●関連リンク掲載しております。また西田さんから最新情報いただいております!どうぞご参考に!
●最新情報
●4月より店舗でイートイン&テイクアウトもはじめられます。
●3月末には「フレンドフーズ」さんの春のお弁当フェアに
参加されます。お弁当フェアーは27日~31日
そのうち、柿スパは30日、31日のみ提供予定。
つまり洛北エリアでも「柿カレー」が楽しめるということですね。
●柿をベースにした「コンフィチュール」は唯一現在通販できます。是非!
こちらはちなみに半年前に私が出演している「マーブル」(KBSラジオ)でも紹介されたそうです!
●柿ドレッシング 現在は休止中
●実は京都市観光協会もこの西田さんの取り組みに注目されてます。
この記事がめちゃくちゃ詳しいです。食通の協会職員Fさん。。すご!
●料理関連の情報はこの「とっておき」サイトを参考にさせてもらってます!
●京都市観光協会も生産者がよりよき方向性ができること願っておられます!