ふらんす食堂 わかばとしずく
京都府京都市北区上賀茂東上之段町46
075-707-2815
月、火、水 11:00~16:00(Lo)17:00(Close) ランチから夕方まで
金、土、日 11:00~21:00(Lo) 22:00(Close) 終日営業
定休日 木曜日
駐車場2台 (お店を北へ、一筋左へ右側、通路側2台 明記あり)
2005年OPENのレストランナガタケのシェフが、新規一転名前も変更されて再スタート。仏光寺時代にもどって気軽な料理をということらしく、まずは価格帯に驚かされました。
1500円!これは日常使いでもなんとかいけます。
昔はメアリ?だったかバイキングのお店の跡地のようにも思いました。ロッジ、山小屋風の特徴ある店構えですね。
2階はまさしく山の家。コテージという感じで気分転換にいいでしょうね。
一階、テラス共に清潔感あって春、秋、そとで食べるのもよさそうです。
本日のお菓子が展示されてあります。ケーキも実は充実。テイクアウトができるかは不明です。
この日は6品のメインから選ぶようになっています。1500円です。
ワンプレートでサラダ、付け合せ2種、バターライスとメインで1皿。
食後に飲み物がついています。
ありがたくドレッシングも選べます。人気があるのは上のほうです。
OPも充実。実は私は上の2つのセットを組み合わせました。1500円+500円+500円で完璧なフレンチコースになります。
飲み物はこちら。
15:00~サイドメニューも可能になります。
結局悩んだ挙句マダムにカダイフのメインをお願いすることになりました。
追加で頼んだ500円+のオードブル盛り合せ。
①紅イモと林檎、蜂蜜の冷製スープ ②人参のムース
③鯛のテリーヌ・生ハム包み ④サワラとフルーツヴィネガー ⑤鴨の生ハム ⑥地鶏のテリーヌ ⑦バジルのソース
一口つづの味のバリエーションが面白いですね。どれも個性的で、薫香、塩気、うまみがうまく調和しています。
メインプレート
①カダイフ(薄切りの海老と魚のムース)とうもろこし、小麦粉のころも(カダイフ)で揚げる。②自家製タルタル ③南瓜のピューレ、南瓜とレンズ豆、クスクス ④ドフィノワ(ジャガイモ料理) ⑤バターライス(人参 マッシュルーム ワイルドライス)★洋風炊き込みご飯 ⑥上賀茂(かぶら、さつま芋、モロッコ隠元、からし水菜)
カダイフはモロッコ料理発祥ともいいます。このタルタルがばっちりあいますね。
芸が細かい。。。。手間暇かかっています。1500円でこの質はなかなか維持できないです。
サラダも新鮮です。自家製ドレッシングがちょうどいいです。
①米粉シフォン ②マロンモンブランアイスクリーム+マロンクリーム ③アメリカンチェリータルト ④プリン ⑤ガトーショコラ
どれもパティシエの味♪この種類の多さは見事。500円プラスでここまでいろいろな味をたのしめるのは嬉しい。
これは1500円のコースに入っています。
料理はとってもわかりやすいすっきりした美味しさです。塩加減もちょうどよく素材の使い方もとっても繊細です。価格帯は定食並なのですが個々に一流の技法が混在して、多品目で圧倒されます。サービス精神の賜物ですね。マダムの優しい対応と、的確な説明。料理への敬意を感じますし、新天地での営業にとっても満足されています。
シェフとマダムのやりたいことはここにあり。ですね。ちょっと市内中心部から離れていますが、このあたりで食事場所をと思うツアーも過去にありました。11時から夕方営業の日もあり、使い勝手もいいでしょうね。車は2台停まれます(京産大へ行って1筋目左の右側の通路の2台)。これ以外はちょっと離れているのでバスで行かれるのもいいでしょうね。鞍馬、せりょう、花背、帰りの遅めのランチもいかがでしょうか。
腕は中心部の激戦区で培われた良質のフレンチ。時間は閑静な住宅街の真ん中でゆっくり流れていきます。「わかばとしずく」意味は聞いていませんが、なんとなくシェフとマダムの目指す方向性がわかるような気がします。まさしく瑞々しく解き放たれた若葉、そこに一滴のしずくが落ちたあとの煌(きら)めいた料理を求めて、是非ふらんす食堂へ行ってみてください♪