パティスリータンドレス (【旧店名】ベックルージュ)
075-706-5085
京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町21-3
テイクアウト11:30~19:00
イートイン13:00-18:00
定休日火・水・木・金
http://www.kyotocake.com/ 「タンドレスさんがもし食べられなかったら、ほかどこかありますか?」もっとも苦悩する質問を頂くことがあります。しかしこのお店の変わりを探すことは容易ではなく、まず生きている間に探せるかどうか。。。。いつも食べてみてその細かな一粒一粒に神経を注いているように感じますし、ここにおいては並ぶこと、待つことの理由があります。
駅もない。繁華街でもない。見つけにくい。それでもファンは開店11:30を目指して向かわれる。今回もその美味しさの密度のすさまじさを堪能することになりました。
バジルとミント 740円
バジルとミントがいっぱいのシャンパンのムースとマンゴーとイチゴをピスタチオのダックワーズでサンド(メニュー表より)
バジルと果物が混在するシャンパンの風味を感じるムースは、いままで試したことがない味です。独創性。諸刃のおいしさといいましょうか。好みは分かれるかもしれない逸品ですが、攻める組み合わせ、衝撃的な複雑な味は目が覚める美味。先入観で通常バジルは料理に、ミントはデザートに使用されますが、その垣根を越えたデザートだと思います。未知の領域に挑戦されたい方はこちらを♪
アラビカ 700円
南国の灼けつく太陽を思わせるコーヒーの強烈な味と香り(メニュー表より)
香りがすばらしい。帰宅してもそのオーラの様な匂いの存在感は健在です。形はしっかりしていますが、食べ始めるとはらはらと落葉のように粒が砕けていきます。その均等さ、同じ食感で楽しむことができます。
クリームの珈琲の魅力ふんだんに味わうことができますし、甘さもありますが、珈琲の風味とかさなり調和を感じます。画像のように均等にそれぞれのパーツがなじんでいます。衣部分の空気の入り具合も寿司飯のように理想的な間隔。深み有る珈琲の余韻を楽しめる芸術菓子だと思います。
台湾からのお客様が日本のこの場所を目指してお越しになられる。数多く食べ歩かれたご夫婦と娘さん。このお店をはじめてご紹介したのが、2010年11月26日、それから毎年タンドレスさんに立ち寄られて、時には売り切れに。それでも必ず覗いてみたいとおっしゃる理由がお菓子そのものに存在しますね。またお邪魔しますとマダムに伝えてまた1年後を目指されます。その美味しさはこれからも多くの人を幸せに導くのでしょうね。