向日市の街を2人の子供と3人で先日下調べをかねて歩いてみました。東向日駅で珉珉のラーメンを頂いてさあ出発です!
この立札の通り「西国街道」がはっきりわかる分岐点です。ちなみに西国街道は個人タクシーの地理試験にもでましたが、ここだったのかと。。実は出ないだろうと勉強しなかった道でもあります(小)1842年に建てられた伊勢参りの講で建てられた大常夜灯です。ちなみに大きな灯篭はもう一つありますね。のちほど。
ちなみにこの西国街道は京都の東寺から摂津、西宮まで続きます。向日町と呼ばれるようになったのは秀吉が朝鮮出兵のためこの街道を整備したころ、向日町と公に町つくりを認められて歴史が始まりました。この街道がもしかしたら向日市と言われることのはじまりだったのかもしれません。
須田家 「松葉屋」という明治30年まで醤油製造販売をしていた商家。京都府の指定文化財です。
ちなみに写真はないですが、向日神社の向いに「富永屋」があります。こちらは江戸時代初めからある宿屋料理屋です。戦後で閉店。いまは町屋の重要な史跡になっています。
で、これは激辛商店街の野村龍商店♪ここに激辛調味料が売られているそうですが、本日は定休日。。。
もうひとつの常夜灯がこれ。
五辻という交差点で向日市の重要な5差路。幕末に設置されましたが、一旦道路拡張で移転、また昭和にこちらに戻ってきました。栁谷観音がこの先にあるのでその一つの講として設置されたようでした。当時は西山参拝もあり多数の人がこの西国街道を利用していたことがわかりますね。
あらためてみてみると明かり窓が結構大きい。目に効く栁谷観音だからか・・・?どうでしょうね。
そして南真経寺を通ります。
そして西向日駅を超えると急に不思議な場所にでますね。これが「桜の
径(みち)」です。昭和初期に開発された住宅街で300本のソメイヨシノが咲きます。
この噴水のまわりがロンポワンになっています♪回転式の交差点。これはすばらしいですね。
そして築地(ついじ)。つきじと呼んでしまいそうになりますが、ここは長岡宮を囲む堀の跡です。地上にのこされたのはここだけ。1981年に国の史跡に追加指定されました。
確かに土の壁。向こうは墓場なのです。東側に位置しますね。
この築地跡のすぐ近くに上記のものがあります。
さらに東に北真経寺があります。
日蓮宗のお寺が結構多いですね。
森本という地域の街並み。古い庄屋らしき家が見えます。向日神社付近と違ってこのあたりはかなり古い街並みが残っています。蔵もたくさん。
春宮坊 この跡地は皇太子の生活をみる役所がたてられていました。いまは普通の公園なのですが。。。。。。なんと。
DD51が見えるではないですか!と子供より親が喜んでいるのでした(^^)
新快速も見えます♪
最後は森本遺跡。地名にもなっていますが、縄文~古墳時代の遺跡が発掘された地域です。小学校建設の時に現れた遺跡で、珍しい人面土器がでてきたり弥生土器が発見された地域です。乙訓地域でもっとも弥生時代の痕跡が残っているのがこの森本です。
歩いてこの間に向日神社 天文館 そして朝堂院も寄ってますので朝10時からはじまった親子遠足は17:00をまわっていました。最後は中々さんで激辛カレーを頂いて終了です。つまり歩きだと丸一日かかってしまうぐらい魅力的な向日市。タクシーなら拠点説明で半日もあればまわれます。歩くも魅力。タクシーも魅力。向日市観光是非楽しんでくださいね!