★★★ 宇治茶道場 匠の館
0774-23-0888
京都府宇治市宇治又振17-1
11:00〜17:00(16:30 L.O.)
定休日水曜日
http://www.ujicha.or.jp/
宇治茶道場なる施設があることは知っていたのですが、事前予約が必要で時間も一日中?みたいな印象があったのですが、茶摘みのシーズンには手もみなどをする風景がテレビで紹介されているものの、この画像の左手の建物は普段はそういったイベントはされていないと今回はじめてしりました。
門構えからみて普通に抹茶や玉露が飲める喫茶スペースがあるのかな??って思っていたので存在は知っていても素通りでした。。。。。
しかしそのとなりに小柄な喫茶があることはある。。。。
じつはこの「匠の館」が道場でして。。。。
入ってみてびっくりすることが多々ありました。
この施設、ただものじゃないです(笑)
予約なしで入れますよ~
入り口の看板にそのセットの内容があります。これだとまあちょっと専門的に楽しめるかなって思いますよね。しかも飲み物だけだとなんと500円で。。。京都府茶業会議所だけに良心的です。その価格にはここの想いが詰まっています。
今回は3人で伺いましたので以下のコースで一人つづ。
〇宇治抹茶 「塔の島」 500円
〇宇治玉露 「七福の舞」500円
〇品評会出品茶 かぶせ「匠の一滴」 500円
これたとえば3人でなくても2人でも3つ試してみいいかなって思います。それほど量を楽しむということではないので十分可能ですね。お菓子はどちらかというとパックになっているものでお好みで頼まれたらいいと思います。
こうやってあらかじめ使う茶葉をみせてくれます。
確か左が玉露、右がかぶせ茶
どちらもいい香りがしますが、こうやって飲み比べてみるとかなり違うとわかります。
これが使用する器。温度を保たせるためお湯をあらかじめ張ります。そのあとお湯を捨ててからお茶をいれるわけです。まあこれは皆さんご存知ですよね。
かぶせ茶に70度の湯を加えますと葉っぱが広がって満タンになります。広がる広がる。。。。。この間日本茶アドバイザーなる方が色々教えてくれます。それも「お時間ありますか~」って聞いてもらって制限なしと伝えるとほんと詳しく色々教えてくれますよ。
美味しいんです(^o^)玉露とこのかぶせ茶の違いはやはりマイルドさ。玉露は温度も最初は90度ですので比べることはできないかもしれませんが、とにかくとろみがついてるのですかって思うぐらいなめらかに喉にながれます。香りもここまで上品なのは頂いたことあっただろうか(笑)かぶせ茶のファンになりました♪
このあと何度も入れなおしましたが、どんどん香りが変わってきますが、上品さはそのままでその茶葉の経過を楽しめました(^o^)玉露とかぶせ茶の違いはこうやって飲み比べるのがやはりベストですね。ほんと違う♪
抹茶は私がお手前を(^o^)手の使い方をおしえてもらいましたが、基本作法を教わるのではなく「もっとも美味しく頂く方法」のみおしえてくださいます。そのあたりがうれしい。作法には全く無縁でございまして。。。。
思うことは同じ茶葉なのにこれだけ製法、飲み方でこうも違うとは思いませんでした。
それと後から伺ったのですが・・・・・
この3種類の茶葉のお値段が。。。
100g
5000円
で流通しているものを今回頂いたわけで。。。。
すごすぎ(*_*;
まあ、こんな感じでグルメタクシーの常連さんと楽しんでました。もちろんこの日は仕事ではなく現地まで京阪で行ってワイワイ遊ばせてもらって帰りました。(その節はありがとうございました!)
最後はかぶせ茶で使用したお茶を食べます。葉っぱをたべます(笑)これがまた面白い。ぽん酢を用意してくださって頂きましたがこれが「おひたし」のような美味しさ。法蓮草のような。。。。苦味や渋味はもう抽出されたのか意外に感じませんでした。
さてスタッフですが、お二人おられましてお二人ともアドバイザーの資格をおもちです。お一人は女性のサービスの方ですが非常に熟知されていて、何を質問されても全部お答えいただきました。3人のお茶に対する情熱に負けない解答に感動いたしました。さらに奥で茶葉の用意をされているかたは実は茶畑をもたれている現役の茶畑オーナーさんでして。。。。もうそのお二人最強でした(笑)
お店のみためは普通の観光地の喫茶店ですが、中に入ると一瞬で別の空気を感じます。日差しもしっかり入って宇治川の眺めも綺麗、しかもここまでお茶のことを教えてくれるのは、ほんとうに「日本茶を広める」という純粋な気持ちしかできないように思いました。営利目的でも色々差はでますが、もしお茶に興味をもたれ大好きな人は是非こちらへ。もっと好きになるにちがいないです(^o^)
恵心院 匠の館の近くのお寺ですが、山野草など綺麗ですよ。